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法学系のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
法学系は、東京都立大学法学部の伝統を受け継ぎ、都市教養学部において法律学及び政治学の専門教育を担う学系として2005年に誕生致しました。
価値が多元化し、ヒト、カネ、モノも自由に国境を越えるようになっている現代社会は、私たちに様々な問題を突きつけています。現代社会が抱える、そうした問題を考えると、けっして楽観を許す状況にはありません。そうだからこそ今、社会の諸問題を解決する意欲と能力を持つ人材が求められているのです。本学の法学系は、「一人一人の学生の能力を引き出す教育」をモットーに、そのような社会的な要請に応える教育を提供しています。そのため、本学には、裁判官や弁護士になりたい、あるいは公務員となって国や地域のために働きたいという学生や、ジャーナリストあるいは企業人として社会に貢献できる仕事がしたいという学生が全国から集まってきています。
では法学系では、どのようなことを学ぶのでしょうか。まず第1に、法律学や政治学を学ぶ上で必要となる基礎的な知識や論理的思考力などを身につけます。次にそれを踏まえて、学生が主体的に問いを設定し、それに対して自由に答えを模索する方法やプロセスを学びます。したがって本学に入学すると、まず1年次に法律学及び政治学の基礎的な科目を学びます。そして2年次に進級する際に、各自の関心にそって、法律学コースまたは政治学コースを選択します。ただしコース選択と言っても、本学の場合コース間の垣根は低いので、法律学コースの学生が政治学コースの講義を受講することも、逆に政治学コースの学生が法律学コースの講義を受講することもできます。そして3年次以降、法律学・政治学に関する専門知識をさらに深めるために少人数で行われるゼミに参加することができます。その際各自の関心に応じて複数のゼミに参加することができます。
このような体系的かつ柔軟な教育が本学で可能なのは、国内において法律学・政治学研究をリードする優秀な教授陣がそれを支えているからです。東京都立大学の時代から本学の教員は、自らの研究活動から得られた最新の知識を、授業を通じて学生に還元することに努めてきました。法学系の授業をこれから受けられる皆さんは、きっと日々新しい発見に感動を覚えることでしょう。
また本学には学術研究と実務教育を架橋する法曹養成を担う法科大学院が設置されています。そこでは学術研究をベースに教育を行う研究者教員のほかに、弁護士、検察官あるいは裁判官などの実務家教員が法曹養成のための教育に従事しています。その教育の成果は、すでに司法試験の合格率が全国でトップクラスにあることに表れています。さらに本学では法科大学院の教授陣も学部教育に携わっていただいているため、学部生のうちにある程度法曹養成に向けた準備を始めることができるようになっています。
以上が法学系の教育方針です。ぜひ将来社会の多様な分野で活躍したいと考えている皆さんに、本学での法学教育を通して、社会の制度的な仕組みを理解し、社会的発展に貢献する喜びを実感していただきたいと願う次第です。

「法律学分野」と「政治学分野」から成る社会科学研究科法学政治学専攻は、東京都立大学大学院社会科学研究科基礎法学専攻および政治学専攻の50年以上におよぶ伝統を礎にした研究者養成機関です。
今日のグローバル化の急速な進展は、従来の国民国家を基礎単位にした社会科学的思考法では解きがたい複雑な諸問題を私たちに投げかけています。このような状況のもとで法や政治の学究に求められるのは、それぞれの専門領域で発揮される高度な研究能力や知識とともに、広い視野と柔軟な発想に支えられた総合的思考力でありましょう。この二つが相補的に働いたとき、これからの社会のあり方についての明確なヴィジョンを打ち出す豊かな構想力が生まれるからです。
本専攻の教育課程は、まさにこのような考え方に立脚しております。その最大の特長は、学会において法律学・政治学研究の中軸を担う優秀な教員が担当する少人数制の授業と、「分野」ごとに全教員と全大学院生とが参加する研究会形式の総合演習とが、車の両輪の役割を果たしている点にあるからです。これらを通じて、各大学院生はそれぞれの専門領域における先端的な論点を深く掘り下げた、それでいて多角的、総合的な視点からの検証にもたえうる学位論文・学術論文の作成に取り組みます。東京都立大学時代以来、本専攻はこの定評のある教育システムに基づいて、各大学・研究機関、そして法律学・政治学の関連諸学会において指導的役割を果たす数多くの優れた研究者を輩出してきました。しかし、その真価が発揮されるのは、むしろこれからであると言えるでしょう。
現代に山積する諸問題に立ち向かう法学者、政治学者を真摯に目指す皆さんが、ひとりでも多く本専攻の門を叩いてくださることを、教員一同心から願っております。